美容法として確立
リスクと向き合う
表情じわの悩みがあれば、美容整形を謳うクリニックを受診し、ボトックスを打つ(注入)ことでどうなりたいのか、具体的な目標を伝えましょう。その際、ドクターは現実的な意見も取り上げますが、それに納得することが重要です(契約時のルール)。外観が急激に変化することはないものの、最大効果に合わせて不自然な表情に見える可能性を取り上げます。例えば、おでこにボトックスを打ったら、筋肉の働きが減弱し、眉を引き上げ難くなったり眉を寄せることも難しいでしょう。また、副作用ではないにしても、マレにたった一回で抗体ができてしまうこともあります。効果が減弱する可能性もありますから、効果を維持するには定期的に注射を打つことが必要です。それだけに美容整形は副作用による体の負担だけでなく、費用や心の両方で負担に感じてしまう可能性があります。ドクターはそうした術後を誰より知っているため、納得できるまで施術は行えません。また、施術の痛みに耐えるより、マナー違反のように感じられますが、痛みを口に出すことが大事です。再びクリニックを訪れる際も、過不足があれば口に出しても構いません。アドバイスとしては、満足できる結果にたどり着くまで、意思表示はしっかりしなければなりません。
神経伝達物質のアセチルコリンの伝わり方を弱めるのがボトックスの特徴的な働きです。例えば、筋肉が緊張している部分に注射すれば、このアセチルコリンが筋肉を動かす指令を曖昧にし、リラックスした状態を一定期間維持します。ボトックスは、ボツリヌス菌という食中毒を起こす細菌です。従って医療分野で用いり、厳しい規定や扱うにしても特別な資格が必要です。副作用のない製薬なんてものはありませんが、ボトックスは安全性の高さが確立されています。肝心要なのはボトックスを打つことでどうなるかという、まだ見たことのない自分をイメージすることが大事です。美容整形外科や皮膚科などでは、色々なデータや写真を見ながら、シミュレーション画像を作成しながら、話を伺ってくれます。もちろん、そのデータ内には副作用の症例も含んでいます。ボトックスはしわ治療薬として用いるのですが、目尻のしわや法令線は笑いじわです。美容整形を得意とするドクターいわく、経年による美しさの象徴だと話しています。ただし、眉間の縦じわだけは、怒ったり悩んだりする表情癖です。必要なら医療(美容整形)の力も借りることを勧めているほどです。